悩める元理系大学院生の歩み

理系大学院に所属していた筆者が日々感じた事を語る。想いを共有するブログ また日々感じた事を書き留め、議題について様々な人と意見を交換したいと考えています。

ノーベル賞、基礎研究、実用性のはなし

大隅先生 ノーベル生理学賞・医学賞受賞おめでとうございます。

 

受賞に際して、大きく取り上げられていたのは、近年の日本での基礎研究の現状だ。

「浮かれている場合ではない」=基礎研究の現状に警鐘-ノーベル賞大隅さん

東京工業大の研究組織「科学技術創成研究院」の発足式典が7日、横浜市緑区の同大で開かれ、ノーベル医学生理学賞に決まった大隅良典栄誉教授(71)が記 念講演を行った。大隅さんは「私の研究は、20年前に始めた研究の成果。ノーベル賞学者が日本で毎年出ているなんて浮かれている場合ではない」と述べ、基 礎科学を取り巻く現状に警鐘を鳴らした。
 3日の受賞決定後、大隅さんが公の場で講演するのは初めて。大隅さんは「競争が激化するほど新しいこと へのチャレンジが難しくなる。必ず成果で論文になることしかできず、長期的な展望で5年かかるような研究をしてみようというのが続かなくなる」と指摘。国 の研究支援が競争的資金中心になり、成果を求める「出口指向」に強まっていることに懸念を示した。
 その上で、若い研究者や大学院生に向け「自分の興味や抱いた疑問を大切にしてほしい。流行を追うのではなく、何がいま分かっていない問題か見極めてほしい」と訴えた。

 

一理あると思う。

ただ、日本は昔ほど金回りがどこの業界をみても、良くないから

全く、稼ぎになるか分からない基礎研究に何億もの税金or 企業なら利益を投資するという判断・選択をし辛くなっているという事が真であると思う。

ただ、わけもなく基礎研究費を削っているわけではないと考えられる。

(どの国、いつの時代も金を稼げる分野の人の発言力が高まるのは至極当然なので、仕方のない面があると私は思うという事)

 

ではどうすれば良いか!!(こんな1ブログで解決法が見つかるようなら日本の将来は安泰である(見つかるはずもない))

一つわたしが考えられるんは、

競争型資金と今までの使い道自由の交付金の配り方を変更する事だ。

 

今回の争点は競争型資金欲しさに目先の成果が出やすい研究ばかり進んで

基礎研究がおろそかになるという事だった。

 

ならば、

競争型資金獲得に向けてでまずは大学、基礎研究機関同士で競争原理を働かせ、資金を取らせる。

ある一定の成果を出した機関は競争型資金をもらいうける。

この時、短期間の交付にするのではなく、配布する資金は長期間(15年間~)の用途自由の資金とするのである。

 

そうすれば、競争によって、目先の実用間近の研究も進むし、

長期的な資金が確保でき、基礎研究機関はあまり、目先の利益にならない研究にも投する事ができると考えられる。

 

ただ、問題点がすぐにおもいつくだけでこれだけある。

  • 既存の研究資金体力がある機関が競争に有利

(競争原理で勝利→自由資金確保→次の研究資金確保→・・・・の良い循環に入りやすい)

  • 国は次々と15年分の資金を与える約束をしてしまうので、財源が考えただけで足りなそう(雪だるま式に国借金が増えていきそう)

 

うーむ。国政ってのは難しい。

必ず、メリットデメリットがある中で一つの選択をしなければならない。。。

 うーむ。

何か、他にいいアイデアある方いますか。

 

 

最後に

本記事は一つの可能性を提示しただけものであると強く主張します。

(基礎研究の重要性を軽視しているわけではなく、むしろ重要と考えています。

ただ、現実に基礎研究に資金供給が不足しているとの報道だったので、それに対する何か現実的な解決策自分なりに考え、今回記事にて述べたという事です。)

この記事が一つの問題点を議論の机の上に載せる役目ができれば、この上ないありがたい事だと思います。

 

それでは今日はさよなら。